OKI MC332、MC362、MC562のスキャンやコピーにページの上端から下端まで一直線の縦線が入る場合、最初からトナーやイメージドラムを交換したり、ドライバーを再インストールしたりしないでください。まず、その不具合がADFから原稿を給紙した場合だけ発生するのか、原稿台ガラスからスキャンした場合にも発生するのか、それとも複合機の内部テストページにもすでに現れているのかを確認してください。
ADFを使用した場合だけ縦線が現れるとき、最も可能性が高い原因は、自動原稿送り装置の細いガラス部分に付着した小さな点、乾いたインク、トナーの粒子、または紙粉です。原稿が動かない汚れの上を通過するため、小さな汚れが画像全体にわたる連続した線になります。
最初に行うこと
内部のColor Tuning Pattern(カラー調整パターン)を印刷し、その後、同じきれいな原稿を2回コピーします。最初は原稿台ガラスから、次にADFからコピーしてください。内部パターンと原稿台ガラスからのコピーが正常で、ADFからのコピーにだけ縦線がある場合は、メインの原稿台ガラスの横にある細いガラス部分と、その向かい側にある白い面を清掃してください。
この手順が使用できるモデル
スキャナーの主要な表面の配置と確認手順は、次のカラー複合機に適用できます。
- OKI MC332dn;
- OKI MC342dnおよびMC342dw;
- OKI MC352dn;
- OKI MC362dnおよびMC362w;
- OKI MC562dn、MC562wおよびMC562dw;
- OKI ES3452 MFP;
- OKI ES5462 MFPおよびES5462dw MFP;
- OKI MPS2731mc。
同じ診断方法は、関連モデルのOKI MC351、MC361、MC561、ES3451 MFP、ES5461 MFPにも使用できますが、カバーの形状や一部の部品の位置が多少異なる場合があります。原稿カバーと、ユーザーが開けることを想定したADFカバーだけを開いてください。スキャナー本体の筐体は取り外さないでください。
ガラス上の1つの汚れが長い縦線になる理由
原稿台ガラスからスキャンする場合、原稿は動かず、その下をスキャンユニットが移動します。原稿台ガラス上のほこりは通常、汚れがある位置に点、斑点、または短い跡として画像に現れます。
ADFでは仕組みが異なります。スキャンユニットは細い固定されたガラスの下に留まり、原稿がその上を通過します。この細いガラス部分に汚れがあると、用紙が通過している間ずっと画像の同じ位置を遮ります。その結果、スキャンまたはコピーに、原稿の給紙方向と平行な一直線の線が現れます。
縦線は黒、グレー、色付き、または明るい線になる場合があります。線の色だけでは原因を正確に特定できません。どのスキャン方法で発生するか、そして同じ操作を繰り返したときに線の位置が変わらないかを確認することが重要です。
手順1. スキャンを使わずに印刷機構を確認する
まず、複合機本体が生成するページを印刷します。この印刷ではスキャナー、ADF、パソコン、ドライバーは使用されません。
- トレイに新しく乾燥した一般的なA4用紙を数枚セットします。
- 複合機が準備完了状態になるまで待ちます。
- 操作パネルのSETTING(設定)ボタンを押します。
- Reports(レポート)を選択してOKを押します。
- Print(印刷)セクションを開きます。
- Color Tuning Pattern(カラー調整パターン)を選択します。
- Yes(はい)を選択してOKを押します。
- 印刷されたカラーパターンを明るい場所で確認します。
内部パターンの確認方法
- パターンが正常。 印刷機構は、この縦線なしでページを印刷できます。原稿台ガラスとADFの比較へ進んでください。
- パターンにも同じ縦線がある。 原因は印刷部分にあります。LEDヘッドの汚れ、トナー不足、イメージドラムの損傷、その他の画像形成不良などが考えられます。スキャナーのガラスを清掃しても、この縦線は消えません。
- 不具合が1色だけに現れる。 スキャナーではなく、その色に対応するユニットを確認してください。
この確認を行う前に消耗品を交換しないでください
内部のColor Tuning Patternに縦線がない場合、ADFからのスキャンやコピーだけに現れる線の原因は、トナー、イメージドラム、転写ベルト、LEDヘッドではありません。
手順2. 原稿台ガラスとADFからのスキャンを比較する
比較には、同じ平らできれいな文字入りの用紙を使用してください。インクが乾いていない署名、修正液、接着剤、剥がれやすいトナーが付いた原稿は使用しないでください。ADFのガラスを再び汚す可能性があります。
原稿台ガラスからコピーする
- ADFからすべての原稿を取り除きます。
- 原稿カバーを開きます。
- テスト用紙の文字面を下向きにして大きな長方形の原稿台ガラスに置き、用紙サイズのマークに合わせます。
- カバーを完全に閉じます。
- COPYを押します。
- 白黒またはカラーコピーを開始します。
- 印刷されたページに「原稿台ガラス」と書いて区別します。
ADFからコピーする
- 原稿台ガラスから原稿を取り除き、カバーを閉じます。
- 同じ用紙を文字面を上向きにし、上端を先にしてADFへセットします。
- 用紙を曲げないよう、左右のガイドを用紙の端に合わせます。
- COPYを押し、同じ設定でコピーを開始します。
- 2枚目のページに「ADF」と書いて区別します。
- 2枚のコピーを並べ、縦線の位置を比較します。
比較結果から分かること
| 確認結果 | 最も可能性が高い原因 | 次に行うこと |
|---|---|---|
| ADFからのコピーだけに縦線がある | ADFの細いガラスまたはその向かい側の白い面が汚れている、または傷が付いている | 以下の手順で両方の面を清掃する |
| 原稿台ガラスとADFの両方に縦線があるが、内部パターンは正常 | 原稿台ガラスが汚れている、またはスキャンユニット、光学系、接続部分に不具合がある | ガラス全体を清掃し、その後、保存したスキャンファイルを確認する |
| 両方のコピーに縦線があり、内部パターンにも同じ線がある | 不具合は印刷機構で発生している | LEDヘッド、トナー、イメージドラムを確認する |
| コピーには縦線があるが、保存したスキャンファイルは正常 | スキャナーは正常な画像を送信しており、コピーの印刷時に線が発生している | 印刷部分を診断する |
| 1つのプログラムだけで縦線が現れる | プログラムの設定、画像処理、またはソフトウェアのインストール不良 | ドライバーを変更する前に、別の方法でスキャンして比較する |
手順3. ADFの細いガラスを見つける
大きな原稿台ガラスだけを清掃し、別にある細いガラス部分を見落とすことがよくあります。ADFでは、次の3つの面が重要です。
- 大きな原稿台ガラス — 本や、動かない状態で置いた1枚の原稿をスキャンするときに使用します;
- ADFの細いガラス — 大きな原稿台ガラスの端に沿って配置された細長いガラス部分で、自動原稿送り装置から送られた原稿がその上を通過します;
- 白い押さえ面 — 持ち上げたカバーの内側にあり、細いガラスの向かい側に位置する部分です。
上記の多くのモデルでは、複合機を正面から見たとき、細いガラス部分は大きな原稿台ガラスの左端に沿って配置されています。メインのガラスよりはるかに細い部分です。全長を確認してください。1 mm未満の小さな汚れでも、連続した縦線の原因になることがあります。
- コピーとスキャンを終了します。
- ADFの給紙トレイと排紙トレイから原稿を取り除きます。
- ADFユニット全体を、通常のフラットベッドスキャナーのカバーと同じように持ち上げます。
- 大きな長方形の原稿台ガラスを探します。
- その横にある細長いガラス部分を探します。
- カバーを閉じたとき、その細いガラスの真上に位置するカバー内側の白い面を確認します。
細いガラスを、給紙経路内のプラスチックガイド、枠、透明な保護部品と混同しないでください。画像の縦線を除去するために、スキャナーユニットの筐体を開ける必要はありません。
手順4. ADFのガラスを安全に清掃する
必要なもの
- 柔らかく清潔な糸くずの出ない布を2枚;
- 少量のきれいな水;
- 懐中電灯またはその他の指向性のある光源;
- テストスキャン用の清潔な白い用紙。
清掃手順
- すべてのジョブを終了し、通常の方法で複合機の電源を切ります。
- デバイスの電源が完全に切れるまで待ちます。
- ADFと一体になった原稿カバーを持ち上げます。
- 柔らかい糸くずの出ない布を、きれいな水で軽く湿らせます。
- 布をよく絞ります。布は湿っているだけの状態にし、液体が垂れないようにしてください。
- 大きな原稿台ガラスを、端から端まで直線的な動きで拭きます。
- 布の別の清潔な部分を使い、ADFの細いガラス全体を端から端まで数回拭きます。
- スキャン画像の縦線の位置に対応する部分は、特に注意して清掃します。
- 細いガラスの向かい側にある白い押さえ面を拭きます。
- 清潔で乾いた糸くずの出ない布を使い、残った水分や拭き跡を取り除きます。
- 表面に対して浅い角度から懐中電灯を当てます。
- ガラスに点状の汚れ、布の繊維、指紋、乾いた水滴の跡が残っていないことを確認します。
- 清掃したすべての面が完全に乾くまで待ちます。
- カバーを閉じ、複合機の電源を入れます。
ガラスやプラスチックを傷付けないでください
水や洗浄剤を複合機へ直接スプレーしないでください。アルコール、ベンジン、溶剤、窓用クリーナー、研磨スポンジ、刃物、ナイフ、針、金属製スクレーパーは使用しないでください。スキャナーを分解して、筐体内部のミラーやスキャンユニットを拭こうとしないでください。
汚れが乾いて固着している場合は、布の少し湿った部分を数秒間その場所に当て、その後もう一度慎重に拭いてください。爪や硬い物で汚れを削り取らないでください。細いガラスに傷が付くと、同じような一定の縦線が発生しますが、その場合は清掃しても消せなくなります。
手順5. 清潔な白い用紙で結果を確認する
- 文字、折れ、汚れのない新しい清潔な用紙を1枚用意します。
- ADFへセットします。
- コピーするか、スキャンしてファイルに保存します。
- 画像を拡大して確認します。
- 縦線が消えた場合は、通常の原稿でもう一度確認します。
- 縦線が薄くなった、細くなった、または位置が変わった場合は、細いガラス全体と白い面をもう一度清掃します。
- 縦線がまったく変わらない場合は、同じ用紙を原稿台ガラスからもう一度コピーします。
通常の室内照明でガラスを上から見るだけでは不十分です。修正液、接着剤、透明な汚れの跡は、斜めから光を当てたときにだけ見えることがあります。指で触れないようにしながら、細いガラスをさまざまな角度から確認すると効果的です。
再確認する場所を特定する方法
保存したスキャン画像で、縦線から左端または右端までの距離を測ります。その後、細いガラス全体のうち、対応する位置を注意深く確認します。給紙方向によって左右が入れ替わる場合があるため、判断に迷う場合は特定の1点だけではなく、ガラス部分全体を端から端まで清掃してください。
確認には毎回新しいテスト用紙を使用してください。乾いていないインク、修正液、接着剤が付いた原稿をADFへ通すと、清掃したガラスに再び跡を付ける可能性があります。
手順6. ADFの用紙経路とローラーを清掃する必要がある場合
まったく同じ位置に現れる完全に一直線の縦線は、細いガラスに関係していることが最も多くなります。ローラーやガイドの汚れは通常、別の症状として現れます。原稿やコピーにこすれた汚れ、短い繰り返しの跡、紙粉、斜行、給紙不良などが発生します。
次のいずれかの症状がある場合は、ADFの用紙経路も追加で清掃してください。
- 通過後の原稿そのものに汚れが残る;
- 斑点が一定の間隔で繰り返す;
- 用紙が斜めに送られる;
- ADFが複数枚を同時に給紙する;
- 内部に紙粉、トナー、ラベルの破片が見える。
- 複合機の電源を切り、原稿を取り除きます。
- ADFの上部カバーを開きます。
- 軽く湿らせてよく絞った糸くずの出ない布で、手の届くローラー、ガイド、ゴム製の分離パッド、ゴムシートを拭きます。
- ローラーは、通常の原稿送り方向にだけ回しながら全周を清掃します。
- ゴム部品を引き伸ばしたり、機構へ直接液体をかけたりしないでください。
- 完全に乾くまで待ち、すべてのカバーを閉じて、1枚の用紙でもう一度確認します。
ローラーの清掃は、細いガラスの清掃の代わりにはなりません。縦線が完全に一直線で、同じ位置をページ全体にわたって通っている場合は、ガラス部分とその向かい側の面をもう一度確認してください。
手順7. 1つのプログラムだけで縦線が現れる場合
複合機の操作パネルから作成したコピーに一定の縦線がある場合、その原因はWindows、macOS、USBケーブル、アプリケーションにはありません。この場合、ドライバーを再インストールする必要はありません。
ソフトウェア側を確認するのは、次の条件に該当する場合だけです。
- 操作パネルからのコピーには縦線がない;
- 同じ方法で別のプログラムからスキャンすると正常に動作する;
- 特定の形式で保存した後、または画像処理を適用した後だけ不具合が現れる。
- 同じ原稿と同じ給紙元を使用し、まず現在使用しているプログラムでスキャンし、その後別の利用可能な方法でスキャンします。
- 確認中は、自動背景除去、シャープネス強調、モアレ除去、その他のフィルターを無効にします。
- 通常のカラーまたはグレースケールモードを選択し、OCRを使用せずに画像を保存します。
- 元のファイルを同じ拡大率で比較します。
- 不具合が1つのプログラムだけにある場合は、そのプログラムのスキャン設定をリセットするか、新しいプロファイルを作成します。
- ソフトウェア側が原因であることを確認できた後にのみ、該当するアプリケーションやスキャナードライバーを修復または再インストールします。
ADFからコピーした場合に現れる一直線の縦線だけを理由に、複合機のファームウェアを更新しないでください。ガラスの汚れや傷はアップデートでは解消されません。
手順8. 原稿台ガラスからのスキャンにも縦線がある場合
内部のColor Tuning Patternは正常なのに、原稿台ガラスとADFのどちらからスキャンしても、保存したファイルに縦線がある場合は、追加で次の確認を行います。
- 大きな原稿台ガラス全体と細いガラス部分をもう一度清掃し、その後完全に乾かします。
- 清潔な白い用紙を原稿台ガラスに置いてカバーを閉じます。
- カラースキャンをファイルに保存します。
- 原稿を180度回転させて、もう一度スキャンします。
- 2つのファイルで縦線の位置を比較します。
- 縦線が画像内の同じ座標に残る。 スキャンユニット、光学系、キャリブレーション、または接続部分に問題がある可能性があります。
- 跡が原稿と一緒に回転する。 原稿自体を確認してください。線が元の原稿に印刷されている可能性があります。
- カバーを押すと縦線が変化する。 カバーが完全に閉じているか、白い押さえ面に汚れがないか確認してください。通常のスキャン中に手でカバーを押さえつけないでください。
キャリブレーションを無作為に実行するために、隠しサービスメニューへ入らないでください。サービス設定を誤って変更すると、新たな不具合が発生し、その後の診断が難しくなる可能性があります。
スキャナーの修理が必要な場合
次のいずれかの症状がある場合は、自分での清掃を中止し、サービスセンターへ依頼してください。
- 細いガラスまたは大きな原稿台ガラスで、縦線が現れる位置に傷、欠け、ひび割れが見える;
- 数回慎重に清掃しても、ADFからのスキャンで縦線がまったく変化しない;
- ADFと原稿台ガラスのどちらを使用した場合も、保存したファイルに縦線が現れる;
- 幅の広い色付きまたは黒い領域が現れる、画像の一部が欠ける、または線がちらついたり幅が変化したりする;
- スキャンユニットがぎくしゃく動く、途中で停止する、異常な音がする、または複合機がスキャナーエラーを表示する;
- 汚れがガラスの内側にあり、筐体を分解しなければ届かない;
- フラットケーブル、ヒンジ、またはスキャナーユニットの筐体に損傷が見える。
このような場合は、ガラス、スキャンユニット、光学ユニット、ケーブル、スキャナー基板などが損傷している可能性があります。自分でガラスを取り外したり、内部のミラーを清掃したりしないでください。光学系がわずかにずれただけでも、画像全体の形状や色が崩れる可能性があります。
最終更新日: 8月 7, 2026 記事の著者 DriverAsia



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